生徒会執行部

卒業証書授与式

中学校(送辞・答辞)

在校生代表 俵 誠翔(中2年)

送辞

 本日、晴れてこの広島県立三次中学校を卒業される三年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。在校生を代表して心よりお祝い申し上げます。

 三年生の皆さんは第一期生として創立されたばかりのこの中学校に新たな歴史を作り上げてこられました。その一つが校歌です。みなさんが試行錯誤して作られた歌詞とそこに込められた自然、伝統、仲間への敬意を私たちもしっかり理解し歌い継ごうと思います。

 次に、皆さんの後輩への優しさもお手本としたいです。どの部活動でも先輩たちがいつも優しく丁寧に指導してくださったおかげで安心して部活動に参加することができました。その一方で自ら努力され,中には県大会等の大きな試合に出場される程の実績を積み上げられ、技術面でも憧れの存在です。国語や数学の交流授業でも私たち後輩の力に合わせわかりやすく教えてくださいました。今でも自信を持って漢文を読むことができるのは先輩方のおかげです。

 行事等で見せられる団結力と創造性も素晴らしく、昨年度のダンス発表会で披露されたパフォーマンスでは男女関係なく全員が気持ちを一つにして踊られていました。また、その年の文化祭での学級紹介動画はさらに印象的で今でも鮮明に覚えています。その発想のユニークさ、出演者の演技力、編集技術の高さに圧倒されつつ、心から楽しんで見ることができました。

 来年度からは私たちがこれらの校風を受け継ぎ、さらにより良い広島県立三次中学校になるよう力を合わせていきますので見守っていて下さい。四月からは高校生となられる先輩方の今後のさらなるご活躍を祈念して在校生代表の送辞とさせていただきます。

令和四年三月四日
在校生代表 俵 誠翔

卒業生代表 伊藤柚姫(中3年)

答辞

 厳しい寒さが残りつつも,日差しに春の訪れを感じる今日,私たち一期生80名は卒業の日を迎えました。本日,制限のある中で素晴らしい式を挙行してくださり,誠にありがとうございます。

 今思い返すと,この3年間はあっという間でした。三年前,中高一貫教育校として開校した本校に入学した日。勉強に追いつけるか,友達はできるかなど,不安と緊張でいっぱいでした。しかし,今では当たり前のように傍にいてくれる仲間のおかげで,数えきれないほどの思い出ができました。

 最も心に残った行事は,入学前から憧れていた体育大会です。一年生の時,高校生と行った応援合戦。初めて高校生と関わる機会となり,練習を重ねるごとに,より団結力が高まりました。暑い中での練習を乗り越えて,中学生と高校生が一体となってやり遂げられたときは,とても感動し,達成感を得ることができました。

 また,本校で最も成長したことは,主体性を身に付けたことです。授業の進度は早く,家庭学習をどのようにしていいのかわからず,なかなか成果が出ませんでした。しかし,自分をふりかえったり,友達や先生に相談したりしながら試行錯誤を重ねる中で,少しずつ自分で考えて取り組むことの大切さや成果を実感できるようになりました。今後の高校生活でも主体性を発揮し,さらに成長したいと考えています。

 そして,本日80名そろって卒業の日を迎えることが「当たり前」ではないことを教えてくれた仲間。4月には大切な仲間が事故に遭い,少しでも早く回復してほしいと千羽鶴や私たちの声を届けました。幸いにも,目を覚ますことができ,今もなお,学校生活を送ることができるよう戦っています。

 どんな辛い時でもそばで話を聞いてくれ,励まし合い,ともに成長した仲間に出会えたことがとても幸せです。コロナ禍である今だからこそ,この仲間と日々を過ごし,思い出を作れたことは「当たり前」ではないのだと実感しています。

 最後になりましたが,今の私たちがあるのは,これまで支えてくださった方々のおかげです。いつも私たちの傍で,時に厳しく,温かく指導してくださった先生方。いつも親身になって相談してくださいました。そして,一番近くで支えてくださった保護者の皆様。思春期の私たちはなかなか素直になれず,困らせてばかりだったかと思います。それでも,どんな時も私たちの見方で,寄り添ってくれるお父さんやお母さん,家族がいるから,ここまで成長できました。これからもずっとそばで応援してください。

 在校生のみなさん,これから壁にぶつかることもあるかと思いますが,県立三次中学校生徒ということに誇りを持ち,仲間とともに前に進んでください。私たちは,本校での学びや絆を胸に,三次中学校一期生としての誇りを持って希望あふれる未来へと羽ばたいていきます。三次中学校・高等学校のさらなる発展を心からお祈りして,答辞といたします。

令和四年三月四日
卒業生代表 伊藤 柚姫

 

高等学校(送辞・答辞)

在校生代表 木村琴美(高2年)

送辞

 厳しかった寒さも和らぎ、吹く風にも春の訪れを感じられる季節となりました。 このような佳き日に、晴れて卒業を迎えられます百六十六名の卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。先輩方の晴れ舞台を拝見することができず、悲しい気持ちをいだいている後輩たちはたくさんおりますが、その在校生を代表して 心よりお祝い申し上げます。

 三次高校を卒業される先輩方からは今、どのような景色が見えているのでしょうか。高校で過ごした仲間とのかけがえのない思い出、これからの期待と希望に溢れた未来 など様々でしょう。

 先輩方と過ごした日々を振り返ってみると、入学したばかりで緊張していた私たちに優しく声をかけてくださり、私たちを部活動や学校行事など先輩方はいつも私たちの手本として導いてくださいました。

 この二年間は、新型コロナウイルスが猛威をふるい、臨時休校になったり、学校行事の中止や延期、規模が縮小されたりしました。特に三次高校最大の行事である体育大会も昨年度は中止、今年度は生徒、教職員のみで規模を縮小しての開催となりました。練習段階から体育大会当日まで、密を避けるなどの様々な制約がある中で、先輩方はできる限りのことを皆で考え、悔いのない体育大会にしようと努力されていました。私たちは、そんな先輩方の前向きな姿勢に何度も後押しされました。そして、例年に劣らない素晴らしい、笑顔に溢れた体育大会になりました。生徒や先生方をはじめ学校全体が華やかな雰囲気に包まれていたことが、印象に残っています。最後まで諦めずに仲間と共に行動すれば、どんな状況でも輝けるということを教えていただきました。

 このように先輩方は,いつも私たちの先頭に立って導いてくださいました。思い起こせば,勉強でも学校行事でも,部活動でも先輩方は常に私たちの目標でした。

 先輩方が,この学校を卒業されると思うと本当に心細く思います。しかし、先輩方が受け継ぎ、築いてこられた伝統を,私たちが立派に引き継ぎ,そして先輩方に教えていただいたたくさんのことを胸に、三次高校をより一層素晴らしい学校にしていこうと、在校生一同、決意を新たに頑張っていきます。

 最後になりましたが、卒業生の皆様のご健康と一層のご活躍をお祈り申し上げ送辞をとさせていただきます。

 

令和四年三月四日
在校生代表 木村 琴美

卒業生代表 橋田尚(高3生)(代読・松重遥奈)

答辞

 春の訪れが待ち遠しく思われる今日この日,私たち卒業生のために,このように素晴らしい卒業証書授与式を挙行していただき,誠にありがとうございます。

 さきほどは,校長先生から餞の言葉をいただき,感謝の気持ちと同時に,改めて身の引き締まる思いがしています。また,在校生の皆さんからは,温かく,かつ頼もしい言葉を聞き,本校を巣立つ者として心強く思っております。

 三年間ないし四年間の高校生活を振り返ると,三瓶山で行われた「学習合宿」での校歌練習や大縄跳び,「文化祭」での合唱コンクールやクラスTシャツ製作など,どれも思い出深いものばかりですが,最も強く印象に残っている行事は,修学旅行と体育大会です。どちらの行事も,新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受け,変更やさまざまな制約を受けることを余儀なくされました。修学旅行については,本校では例年台湾を訪問してきましたが,私たちは行き先を台湾から国内の沖縄に変更し,さらに沖縄から岡山へと変更することとなりました。当初は,隣県への一泊旅行ということで,あまり印象に残らないのではないかと心配していました。しかし,倉敷の美観地区を散策したこと,クラスごとに岡山城や動物園を訪れたこと,鷲羽山ハイランドで友人と共に過ごしたことなど,旅行は予想以上に充実したものになりました。クラスや学年の仲間たちとの絆も,いっそう深めることができたように思います。

 体育大会については,本年度は二年ぶりの実施となり,中高六学年のうち,四学年が体育大会を体験したことがない状況で,私達高校三年生が六学年をまとめ,成功に導くことができるのか,責任の重さに逃げ出したくなることもありました。種目も例年と異なるなか,皆が楽しめる行事にすることができるのか,不安もありました。しかし,先生方の支えや下級生の皆さんの協力を得たおかげで,一致団結して体育大会を実施することができました。秋になると,私たち三年生は,それぞれの目標に向けて,勉学に励む日々が続きました。時に悩んだり,苦しくて勉強が手につかなくなったりすることもありましたが,行事を通じて得た仲間と励まし合い,努力を続けることができました。

 私たちは,これらの体験から,どれほど困難や制約のある状況であっても,一人ひとりが前向きに取り組み,工夫することで,事態を少しでも良いものへと変えていけることを学びました。

 現在も,世界中で新型コロナウィルスが猛威を振るっており,そのことによって,さまざまな課題が浮き彫りになってきました。医療の問題はもちろんのこと,格差や貧困,経済の活性化と感染防止をめぐる葛藤,高齢者の介護や子育ての問題,そしてウイルスによる恐怖心から他者を攻撃したり,意見の対立する者同士が決裂したりするなど,人と人との関係性までもが分断されることさえありました。私たちは,三次高校で学んできた者として,他者の意見の表面だけを捉えて対立することなく,相手の置かれた立場や背景をふまえた上で議論を重ね,社会のさまざまな課題の解決に向けて,貢献できる人間でありたいと考えています。

 私たちがこうして成長できたのも,先生方の教えがあったからです。学習指導や進路相談をはじめ,部活動でも,私たちの力を最大限に伸ばしてくださり,ありがとうございました。そして最も身近なところで支えてきてくれた家族に,改めて感謝の言葉を伝えたいと思います。いつも私たちの健康を気遣い,困った時には相談にも乗ってくれました。学習に集中できる環境を整えてくれたおかげで,私たちは,今,この場に立つことができています。本当にありがとうございます。

 在校生の皆さん。四月になれば,いよいよ三次中学校から新入生が入学してきます。長い歴史をもつ三次高等学校が,大きく変化する年になるでしょう。「三高」の良き伝統を大切にしながら,新たな歴史を刻んでいってください。

 最後になりましたが,私たちが三次高等学校の卒業生であることに誇りをもち,これからの世界を切り拓いていくことをお約束するとともに,三次中学校・高等学校のさらなる発展を祈念し,答辞といたします。

令和四年三月四日
卒業生代表 橋田 尚
答辞代弁者 松重遥奈


 

生徒会便り

生徒会便りNo.1(9月15日発行)

PDFでみる